デジタルチケットの思い出
仕事を終えてスマホを開きツイッターアプリを起動すると、「デジタルチケット」という言葉がたくさんあった。
デジタルチケット??
どうやらKis-My-Ft2のライブのチケットがデジタルチケットになるらしい。
実は私も昔、デジタルチケットなるものを経験したことがある。とあるミュージシャンのファンクラブに入っていたのだ。通常、ファンクラブのチケットは届いたものに座席が印字されていたのだがたまたまそのツアーのチケットはQRコードだったかバーコードだったかが印刷されていた。だから厳密には「デジタルチケット」ではない。「当日まで座席がわからないチケット」である。駅の改札のような感じでタッチして読み込ませると、病院で血圧を測ったときに出てくるような印字された紙が出てきた。それに座席が書かれていた。
当然のことながらめちゃくちゃ良い席の人の悲鳴が聞こえたりとなかなかシュールな現場となった。残念ながら私自身がどの席だったのかが、全く思い出せない。楽しかった記憶は残っているのだが、席がどうしても思い出せない。会場は名古屋国際会議場(センチュリーホール)だった。この夏A.B.C-Zがツアーで来る、あの会場である。
結局、このシステムは不評だったのか、そのアーティストはその一回限りで終わってしまった。しかし、かれこれ10年近く前の話だ。割りと先進的だとも言える。10年前に彼ら以外にやっていた人たちはいたのだろうか?(私が無知なだけかもしれないが)
今回、キスマイのデジタルチケットはチケットそのものデジタルだそうだ。ある程度の転売防止にはなると思うが、今後どうなっていくのだろうか。
個人的には、当選確認をしてから青い封筒が届き、封を開け、座席に喜んだり時にはちょっとがっかりしたり、チケットを大事に大事に保管してたまに取り出して見てワクワクして、当日も何度も確認して終わったあとは半券を見てニヤニヤしたい人間なので、デジタルチケットになってしまうのはちょっと寂しい気もするのであった。