アイドルから学ぶ処世術
人を尊敬するとき、どういう仕事をしている人かだとかそういうことは自分にとってあまり関係ない。それよりも「どうやって仕事に向き合っているか」のほうが大事だと思っている。
学歴が高いだとか、社会的地位があるだとか、財を成しているとか、そういうことは私にとってはあまり意味を成さない。それよりも、ポロッと雑誌で言ったアイドルの言葉だとかそういうもののほうがリアルで好きだ。
最近心に響いたのは某アイドル雑誌で見かけたA.B.C-Zの五関晃一さんの言葉だ。(A.B.C-Zが載っている雑誌は結構買っているのだがさすがに予算的に全ては買えないので立ち読みさせてもらっただけで書く。申し訳ない。)
五関さんは「褒められたら謙遜はしない」そうだ。これは結構ズドンときた。私は褒められたら「いえいえ、そんな…」というように謙遜してしまうからだ。以前褒められたら「ありがとうございます」と言う、というのを気をつけていたはずなのに忘れていた。素直に受け入れればいいのに、自己肯定感が低くなってしまったりすると「いえいえ…」となってしまう。外国では褒められたら「ありがとう」と素直にお礼を言うらしい。日本人はどうしても「へりくだる」ことが習慣化してしまっているのだろう。
思えば五関さんはメンバーの戸塚祥太さんによく褒められるが絶対に「いやいやそんな…」みたいなことを言わない。戸塚さんは本当に五関さんを尊敬していてしょっちゅう褒めている。
多分これは「五関さんが謙遜しないから戸塚さんは五関さんをいつも褒める」という良いループなのだ。
決して「戸塚さんが五関さんをいつも褒めるから五関さんは(慣れてしまって)謙遜しない」のではないのである。
五関さんは戸塚さんが褒めたことを肯定(もしくはがっつりとは触れずに)した状態で話を進めていく。それにより戸塚さんが褒めた五関さんの箇所は五関さんの長所として見ている人間に印象づけられる。五関さんは前向きであると同時にセルフプロデュースが非常に上手いと言える。そんなスタイリッシュな五関さんの立ち振る舞いがファンに「五関様」と呼ばせてしまうのだろう。
アイドルの発した印象的な言葉は他にもたくさんあるのでまた触れていきたい。
個人的には「ダンシング五関先生」が大好きです。
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